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TCOM光でIPv6接続を使うには?そのメリットは?

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2018年秋ごろ、TCOM光ユーザーの元に「TCOM光がIPv6接続に対応しました」
といった内容のお知らせが届いたのではないでしょうか。

通信関係の情報に敏感な人は「TCOM光もやっとIPv6対応か」となりますが、
そうでない人は「IPv6接続って何?対応したからどうなるの?」と思ったかもしれません。

実はユーザーにとっては、自分が利用している光回線が
IPv6接続に対応しているかどうかは結構重要なことだったりします。

そこで、
 ・TCOM光でどうすればIPv6接続が使えるのか?
 ・そもそもIPv6接続は何なのか?
 ・IPv6接続のメリット
などについて詳しく見ていきましょう。

TCOM光でIPv6接続を使うには別途申し込みが必要

TCOM光はIPv6接続に対応していますが、
単にTCOM光を利用しているだけではIPv6接続を利用することはできません。

TCOM光でIPv6接続を利用するには、別途申し込みが必要です。

これはTCOM光に限ったことではなく、IPv6接続に対応しているほとんど光回線や
プロバイダでは別途申し込まないとIPv6接続を利用することはできません。

新たにTCOM光を申し込む場合は、
申し込みの時点でIPv6接続を利用する旨を伝えておけばOKです。

既にTCOM光を利用していてIPv6接続を利用していない場合は、
TCOM光の公式サイトで申し込みができます。

申し込んで数日後に利用開始の通知が来ればTCOM光でIPv6接続が
使えるようになるので、開通時のような大掛かりな工事は必要ありません。

IPv6接続の利用に料金はかかる?

IPv6接続の利用については、基本的に無料となっている場合がほとんどです。

ただTCOM光に関しては、オプションとしてひかり電話を利用しているとIPv6接続が
無料で使えますが、光回線のみの利用だと月200円の料金が発生します。

後述しますが、IPv6接続の効果は大きいですから、
月200円で利用できるなら決して高くないと思います。

ただ無料で利用できる光回線事業者も多いわけですから、
TCOM光でIPv6接続の利用に料金が発生するとちょっと損した気分にはなりますね。

IPv6接続が利用可能になってもONUの設定変更は不要

これからTCOM光を申し込み場合は良いとして、
既にTCOM光を利用していて別途IPv6接続を申し込むとなるとONUの設定変更が
必要になるんじゃないかと心配になりますよね。

ONUの設定変更って、通信関連の知識を持っている人には簡単なんですが、
機械が苦手な人にとっては結構高いハードルだったりします。

なのでONUの設定変更が必要だと、
IPv6接続の申し込みを躊躇してしまうこともあるかもしれません。

IPv6接続が利用可能になるとONUではソフトウェアの更新が行われ、自動的に
IPv6接続に切り替わるので、ユーザーがONUの設定を変更する必要はありません。

ただしWi-Fiルーターを使っている場合は、IPv6接続に対応しているかどうか
確認した上で、Wi-Fiルーターの設定を変更することになります。

もし使っているWi-FiルーターがIPv6接続に対応していない場合は、
IPv6接続に対応したWi-Fiルーターに買い替えないといけません。

IPv6接続って何?

先にも書いたように、通信関係の情報に詳しいTCOM光ユーザーにとっては
TCOM光がIPv6接続に対応したことは待ちに待ったニュースです。

自分が使っている光回線が対応するのを待つほどの「IPv6接続」とは、
そもそも何なのでしょうか?

「IPv6」はインターネットの接続方式の1つであり、次世代通信方式と言われるものです。

現状主に使われている接続方式は一世代前の「IPv4」で、
このIPv4に変わる通信方式として開発されたのがIPv6なんですね。

IPv4接続では使えるIPアドレスがもう無い!?

光回線に限らず、インターネットを利用するには「IPアドレス」というものが必要です。

IPアドレスは、文字通りインターネット上の住所のようなものであり、
インターネットを利用する際の身分証明書のような役割も果たします。

プロバイダがIPアドレスを発行しているんですが、
TCOM光ユーザーは@TCOMにIPアドレスを発行してもらっています。

現在主に使われているIPv4接続で利用できるIPアドレスの総数が43億個で、
これが枯渇寸前なんです。

地球上の人口は2019年現在で76億人超となっており、IPv4接続では
地球上に住む人1人に1つIPアドレスを割り当てることが既にできなくなっています。

同じプロバイダのユーザー何人かで、
1つのIPアドレスを共有するような形でインターネットを利用しているのが現状です。

今後はIoT技術の発展によって、パソコンやスマホなどの通信機器だけでなく、
電化製品などあらゆる「モノ」がインターネットに繋がる時代に突入していきます。

ですから既にIPアドレスが枯渇状態であるIPv4接続では、
あらゆるモノがインターネットに繋がる新しい時代に対応できないんですね。

IPv6接続ならIPアドレスが無限に使える?

IPv4接続でIPアドレスが枯渇することへの対応策として開発されたのが、
次世代通信方式であるIPv6接続です。

IPv4接続で43億個しか使えなかったIPアドレスが、
IPv6接続では340澗個も使うことができます。

ちなみに「澗」は「兆」の6つ上の単位で、ゼロが36個付きます。

340澗個は、地球上に転がっている全ての石にIPアドレスを割り当てても
余裕で余るぐらいの数です。

ですからIPv6接続だと、IPv4接続のように複数のユーザーで1つのIPアドレスを
共有する必要がないどころか、1人に3つも4つもIPアドレスを割り当てることも
可能なんですね。

IPv6接続でIPアドレスがほぼ無限に使えるメリットは?

IPv6接続でIPアドレスがほぼ無限に使えるのは良いとして、
それにはどういったメリットがあるのでしょうか?

IPv4接続で43億個のIPアドレスがほぼ全て使われ、しかも1つのIPアドレスを
複数のユーザーで共有しているとなると、当然通信は混雑します。

簡単に言えば、
道幅の狭い道路が満員の乗客を乗せたバスで渋滞しているみたいなものです。

なのでIPv4接続では、通信速度が遅くなったり、
通信自体が不安定になったりといったことが起こりやすいわけです。

一方IPv6接続はIPアドレスが豊富に使えるので、
例えるなら道幅の広い道路を1人乗りのバイクで走っているようなものです。

IPv6接続だと混雑のしようがありませんから、
通信速度が遅くなることはほとんどありませんし、通信も安定するんですね。

ですからIPv6接続に対応したことによって、
TCOM光には通信速度アップや安定性の向上といったメリットが生まれるわけです。

IPv6接続で通信速度が速くなる理由

IPv6接続には、
通信速度が速くなる理由がIPアドレスがほぼ無限に使えることの他にもあります。

現在主に使われているIPv4接続には、回線の最大通信速度とは別に、
最大200Mbpsの速度制限が設けられています。

TCOM光は光コラボレーションでフレッツ光の回線を使いますから、
回線の通信速度は最大1Gbpsです。

ところが通信方式がIPv4だと、回線自体は最大1Gbpsのポテンシャルがあるにも
関わらず、最大200Mbpsまでに制限されてしまうんです。

最大1GbpsのTCOM光の通信速度が実測値で100Mbpsにも届かないのは、
IPv4の速度制限が原因なんですね。

それからもう1つ、
IPv4接続ではインターネットサイトに繋がる際に「網終端装置」という設備を経由します。

この網終端装置はNTTの設備なんですが、増設することが難しく、
光回線の利用者が増えた現在では非常に混雑が発生しやすい場所となっています。

休日や夜間などインターネットを利用する人が増える時間帯に、
TCOM光の通信速度が遅くなるのは網終端装置の混雑が大きな原因の1つです。

IPv6接続には最大200Mbpsの速度制限はありませんし、
網終端装置を経由しなくてもインターネットサイトに繋がる経路があります。

IPv4接続で通信速度を落とす2つの大きな原因が、IPv6接続では無くなっているので
通信速度がIPv4接続よりも速くなる可能性が高いわけです。

IPv6接続なら何でも良いわけじゃない!?

一口に「IPv6接続」と言っても、
 ・IPv6 PPPoE
 ・IPv6 IPoE
 ・IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6
の3つに分かれています。

同じIPv6接続でも先の3つのどれなのかによって、
通信速度アップや安定性向上などの効果の度合いが変わるんですね。

結論を言うと、「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6」が最も通信速度アップなどの効果が見込め、
それ以外の2つではIPv6接続の恩恵があまり受けられません。

ちなみにTCOM光は、通信速度アップなどの効果が最も見込める
「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6」に対応しています。

「IPv6 PPPoE」はIPv4接続と同じ?

まず「IPv6 PPPoE」ですが、これは単に「IPv6接続である」というだけで、
ほとんど通信速度アップなどの効果は期待できません。

IPv6の後の「PPPoE」という通信方式の機能の部分が、実はIPv4接続と同じなんです。

ですからIPv6 PPPoEには、IPv4接続と同じで、
回線の最大通信速度とは別に最大200Mbpsの速度制限が設けられています。

またインターネットサイトに繋がる際には網終端装置を経由します。

IPv6 PPPoEでは、IPアドレスがほぼ無限に使えるので多少の通信速度アップや
安定性向上は見込めます。

しかし最大200Mbpsの速度制限と網終端装置への経由が残っているので、
体感的にはほとんどIPv4接続と変わらないことになってしまうんですね。

IPv6 IPoEも通信速度アップなどの効果が見込めるが・・・

2つ目の「IPv6 IPoE」ですが、こちらは1つ目の「IPv6 PPPoE」と違って、
最大200Mbpsの速度制限はありませんし、網終端装置も経由せずに
インターネットサイトにアクセスできます。

なのでIPv6 IPoEは通信速度アップなどの効果が大いに見込めるんですが、
1つ問題があります。

それはIPv6 IPoEで通信速度がアップするのは、
「IPv6接続に対応したサイトやサービス」を利用した場合のみだということです。

現状ではIPv4接続がまだ主に使われており、
多くのインターネットサイトやサービスはIPv4接続にしか対応していません。

IPv4接続とIPv6接続には互換性がありませんから、IPv4接続にしか対応していない
サイトやサービスをIPv6接続で使うことができないんです。

2019年5月現在でIPv6接続対応が確認されているサイトやサービスは
 ・Google
 ・Facebook
 ・Instagram
 ・YouTube
 ・ネットフリックス
 ・AbemaTV
 ・DAZN
 ・Wikipedia
などとなっています。

IPv6 IPoEでこれらのサイトやサービスを使う場合には通信速度アップなどの効果が
大いに期待できます。

しかしそれ以外の大多数のサイトやサービスを使う場合には
IPv4接続を使うことになるので、通信速度や安定性も従来通りとなってしまいます。

現状ではIPv4接続にしか対応していないサイトやサービスの方が
圧倒的に多いですから、IPv6 IPoEでも体感的にはIPv4接続と変わらないことに
なってしまうんですね。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6なら通信速度アップ効果が大いに期待できる

先にも書いたように、3つ目の「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6」であれば
通信速度アップの効果が大いに期待できます。

最大200Mbpsの速度制限が無い、網終端装置を経由しないという点では、
先のIPv6 IPoEと同じです。

しかしIPv6 IPoEでは、通信速度アップの効果が期待できるのはIPv6接続に対応した
サイトやサービスを利用する場合だけでした。

その点IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6では、特別な技術によってIPv4接続にしか
対応していないサイトやサービスもIPv6接続で利用できるようになっています。

ほぼ全てのサイトやサービスがIPv6接続で利用できるわけですから、
IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応しているTCOM光は通信速度アップが実感できます。

光回線事業者やプロバイダを選ぶ際には、
「IPv6接続」に対応しているかどうかだけでなく、
IPv6の後ろに続く部分がどうなっているのかを確認することも重要なんですね。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6対応かどうかを見極めるには?

光回線事業者やプロバイダがIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応しているかどうかを
簡単に見分ける方法があります。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応している光回線事業者やプロバイダの公式サイトに
アクセスすると、
 ・v6プラス
 ・IPv6オプション
 ・v6アルファ
 ・v6エクスプレス
 ・transix
 ・IPv6高速ハイブリッド
などの記載がどこかにあるはずです。

これはサービスを提供している会社が違うので商品名が違いますが、
いずれもIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6なんです。

TCOM光サイトでは「v6インターネット接続機能」と記載されていますが、
これは「v6プラス」のことです。

TCOM光以外の光コラボレーションだと
 ・ドコモ光(v6プラス)
 ・ビッグローブ光(IPv6オプション)
 ・@nifty光(v6プラス)
 ・So-net光(v6プラス)
 ・ぷらら光(v6エクスプレス、transix)
 ・OCN光(v6アルファ)
 ・ソフトバンク光(IPv6高速ハイブリッド)
などがIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応しています。

ただし「ドコモ光」のようにプロバイダが選べる光コラボレーションでは、
プロバイダもIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応していないと
通信速度アップの効果が期待できないので注意しましょう。

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